おりしもクロアチアでは、EU加盟をめぐって議論があった。広場では加盟反対派の演説が行われていた。結局、2013年7月1日にクロアチアは28番目の加盟国としてEUに加わることになる。私は一介の通りすがりに過ぎないが、それでも旧市街の重みある立派な建物群や、憩いの広場が後世まで存続することを願う。
ローマからパリのフライトが安かったので、帰りはローマから飛ぶことになっていた。移動距離は長いが、クロアチアのザグレブからローマまで列車を乗り継いだ。途中、スロベニアの首都リュブリャーナに立ち寄る。スロベニアは一足早くEUの加盟国になっている。イタリアやオーストリアに接している分、ヨーロッパの匂いが濃く、首都の空気には落ち着きのある余裕が感じられた。
ザグレブはとくにどうということのない、地方都市のようなゆったりとした町だった。それでもアジアからたどり着けば物珍しいものが多く、あちこち見て歩いた。
パリでイージージェットに乗る場面から日帰りのフィレンツェ旅行まで、主な見聞を旅行記にまとめましたので、よかったらお読みください。
町なかの教会の正門前
(2013.9.12 記)