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コソボ日記
--- Days in Kosovo
2014.5.20tue.5.25sun.
2. コソボへ
写真
コソボ入国後の車窓風景
マケドニアの首都スコピエからバスでコソボに入ります。
icon2014年 5月21日(水)
iconスコピエ(マケドニアの首都)
 コソボへ
 9:25朝メシを終えてこれからチェックアウト。
 ロビーには昨夜のお姉さんがいた。バスターミナルまでの行き方を聞くと、あれこれ丁寧に教えてくれる。駅に行くバスの番号、最寄りのバス停の場所、料金とその払い方、バスターミナルは終点であること、など。バスは21番と22番は本数が多いが、駅に行くバスはそれ以外にもあると言って、メモ用紙に番号を列記してくれる。宿 1474
 9:50最初にやってきたのは22番のバス。できれば10時10分発のプリシュティナ行きバスに乗りたかったが、あと20分では間に合いそうにない。次の11時発にするか。
 バス代は35ディナール。宿代の釣りにもらった10ディナール札が活きる。市内バス 35
 10時10分発に間に合った! とくに急いだわけではなく、11時発でいいと思いながらふつうに窓口に行ったら、お姉さんに「ファイブ・ミニッツ。プラットフォーム・ナンバー1」と言われ、流れのままにチケットを買ってバスに乗り込んだのだった。バス 320(スコピエ→プリシュティナ)
 バスは定刻に発車。しばらく走ったところで回覧板が回ってくる。リストの空欄に自分で名前と番号を記入する仕組みのようだ。番号は身分証番号だろう。
 10:35プリシュティナまで78キロの標識。なだらかな山に入っていく。
 10:45マケドニア側の税関に到着。車内はわりとリラックスした雰囲気。
 その後、係官が乗ってきてパスポートのチェック。外国人らしき白人の男がいくつか質問されていた「どこまで行くのですか」「プリシュティナまで」といった具合。地元の人は顔写真と見比べるだけ。
 次は私の番だ。同じく行き先を聞かれ、プリシュティナと答える。次に日本での仕事を聞かれる。入国ならまだしも出国審査でここまで聞いてどうするのか「オフィスワーク」と答えると納得したようだった。
 10:54税関のあとは出国審査。別の係官が乗ってきてパスポートを集め、高速料金所のようなボックスに持って行く。さっきの問答はどうやら税関の仕事で、出国審査とはまた別のようだ。出国審査そのものは、パスポートを渡して車内で待っているだけだった。
写真
マケドニアの出国側税関
 11:05続いてすぐ先にコソボ側の国境。やや貫禄ある中背の中年男が乗ってくる。私のパスポートを見てトランジット?と聞くのでツーリストと返答。これが審査のようだった。マケドニアの出国より穏やかだ。もとより日本人観光客に対して厳しい検査があるとは思えないが、それでも怪しい挙動を見逃すまいという注意深さがあった。
 このあとパスポートの回収と入国印の押印、返却が行われ、晴れてコソボ入国となる。
 コソボ入国
 11:10コソボなーう! 国境越えは思ったよりいくらか厳しく、多少問答があったものの、出入国自体はスムーズだった。
 11:20線路を越え、だらだら坂を下る。舗装状態はいい。
 11:40プリシュティナまであと34キロの標識。
 12:15菜の花が咲いている。のどか。道は緩やかに下っていく。
 12:17プリシュティナまであと10キロの標識が見えた。
 12:23プリシュティナと書かれた標識。
 ロータリーを回り込んで到着。バスターミナルまで来たのはドイツ系らしき外国人の男と私の2人だけ。地元の客はロータリーの手前でみな降りてしまう。あとでわかったのだが、市の中心部に行くにはそこで降りるのがはるかに便利なのだった。
(2014.6.09 記、8.27 修正と分割)