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旅メモ:北ラオス
国境越え:ラオス→中国


景洪の下町

 とりたてて書くほどの内容はないですが、2012年5月にラオスから中国に国境越えしたときの様子をメモしておきます。
 ※ 状況は変わっている可能性があります。参考程度にご覧ください。
まとめ
マーク 出発(ルアンナムター:前日に代理店で景洪行きのバスを頼む。130,000キップ。送迎先は市場前の広場。中国のバスが停まっていた。
マーク 長距離バスターミナル:バスの乗り換えはなかった。発車の手続き、準備、新しい客の乗車などを経て、8時40分ごろに出発。
マーク ラオス側国境:出国手続きは事務的に淡々と行われる。キップから中国元への両替は個人的にできるがレートはひどい。
マーク 中国側国境:多少の緊張感が漂うが、入国手続きそのものはスムーズ。正規の両替所はない。両替はできるがレートが異常に悪い。時間が1時間進む。
マーク モンラー(勐腊):昼メシ休憩。
マーク 全般:ルアンナムターの代理店の前を7時半前に出て、景洪のバスターミナルに16時ごろ到着。所要7時間半、現地時間では8時間半。道は全般的に良好だった。
 具体的な様子については以下をお読みください。
1.ルアンナムター
 マーク 長距離バスターミナルは町の中心から離れているので、景洪(チンホン、けいこう)行きのバスチケットは町なかの代理店で購入した。店の前から送迎と手数料込みで130,000キップ(約1,300円)だった。節約したい人は自分で早めにバスターミナルに行くといい。
2.ルアンナムター  ボーデン
 マーク 送 迎
 当日朝7時、チケットを買った代理店の前に行くがまだ閉まっている。ソンテウ(ピックアップトラックを使った乗り合いタクシー)がたまに近くまで来るが、どれもこの店とは無関係のようだった。
 やがて50代くらいの男が運転するソンテウが近くまで来る。近づいてきて、どこまで行くのか英語で聞く。伝票を見せると「待っとけ」。その後、ぼくの伝票を見ながら携帯でどこかに電話し、「One moment」。事情はわからないが、待っていればよさそうだった。

 7時20分ごろ、ブリーフケースを下げた男が出社。店を開け、ソンテウの運転手にいくらかの現金を手渡す。なるほど、店の取り分を差し引いた実費を運転手に渡し、あとは運転手に任せるシステムのようだ。

 ソンテウが着いた先は長距離バスターミナルでも、ましてや近距離バスターミナルでもなく、市場前の広場。この辺りは中華系の影響が強いエリアのようで、すでに停まっているバスも中国のもの。ソンテウの運転手はバスの運転手に何かを告げて料金を支払う。他にも客がいるので拉致ではないだろう(笑)。


景洪行き国際バス

 マーク バスターミナル
 8時すぎに長距離バスターミナルに到着。売店でビスケットを買っておく。新たに客が乗り込んでくる。屋根の上では荷物の積み込み。乗り換えはなく、このバスがそのまま中国に行く。
 車外に出たところで車掌からチケットを渡された。正規のチケットのようだ。額面は9万キップ。

 長距離バスターミナルを8時40分ごろに発車。おとつい時刻を調べたときは8時発だった。ラオス側のバスが他にもう1本あるのか、それとも発車が40分も遅れたのか。前者の気がするが未確認。

 マーク ラオス側の国境
 9時20分ごろに三叉路を通過。そこから国境までは30分くらいだったか。
 出国手続きは小さい建物の窓口で行う。効率は悪いけど待っていれば列は進む。10時15分ごろに手続き終了。
 正規の両替所はない。バスの近くにおばちゃんたちが来て、ひどいレートで中国元に替えてくれる。中国側の国境で替えられる保証はないし、ラオスに戻る予定はないので、手持ちのキップを渋々中国元に替える。

 国境の写真は基本的にどこも厳禁のはずだが、中国人がうれしそうに記念写真を撮っているので、ぼくもさっと1枚撮る。


ラオス側の国境。門の向こうが中国。

3.モーハン(磨憨) モンラー(勐腊)
 マーク 中国側の国境
 短い距離だが再びバスに乗り込んで国境を越えると、ガラス張りの立派なビルが現れる。目を見張るモダンなビル。ラオス側の地味な建物とは好対照だ。
 荷物をすべてバスから降ろし、係官の検査を受けてから建物に入る。
 片隅に機械がある。どうやら入国カードを入れてパスポートを読み取らせると、ある程度自動で記入してくれる機械のようだ。しかし、係官も使い方を理解していないとみえ、結局、自分で手書きすることに。
 入国手続きそのものはすぐに終わった。ここから中国時間となり、1時間進む。

 ここにも正規の両替所はない。建物の出口におばさん数人がたむろしていて、両替を持ちかけてくる。当然ながらレートは異常に悪い。
 バスは中国時間の11時45分ごろに出発。

 マーク 昼休憩
 モンラー(勐腊)のバスターミナルに12時半ごろ到着。30分ほどの昼休憩。辺境の町にしては大きい。小さい店でスープ麺を食べる。5元。


われわれのバスとバスターミナル

4.モンラー(勐腊)  景洪
 マーク モンラーを13時すぎに出発。景洪までの道はとても状態が良く、快走する。16時ごろに景洪のバスターミナルに到着。


山深い車窓風景。霧が出ている

5.景洪
 マーク 宿
 日本で目星を付けていた景蘭客桟(景兰客栈, Jinglan Inn/Hotel)に宿泊。場所は景蘭大酒店の脇を回り込んだ裏側。部屋はきれい。1泊128元。英語が通じるかどうかは不明。


景蘭客桟の外観。入口は右奥


景蘭客桟の周辺図(Google Mapより)

 マーク カフェ
 景蘭客桟(景兰客栈)から徒歩数分の勐龍路に、メイメイカフェ(美美咖啡)とメコンカフェというこじゃれたカフェがある。気楽に休みたいときに便利。


メイメイカフェ

(2012.12.14 記)