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まとめ〉
出発(ルアンナムター
):前日に代理店で景洪行きのバスを頼む。130,000キップ。送迎先は市場前の広場。中国のバスが停まっていた。
長距離バスターミナル:バスの乗り換えはなかった。発車の手続き、準備、新しい客の乗車などを経て、8時40分ごろに出発。
ラオス側国境:出国手続きは事務的に淡々と行われる。キップから中国元への両替は個人的にできるがレートはひどい。
中国側国境:多少の緊張感が漂うが、入国手続きそのものはスムーズ。正規の両替所はない。両替はできるがレートが異常に悪い。時間が1時間進む。
モンラー(勐腊):昼メシ休憩。
全般:ルアンナムターの代理店の前を7時半前に出て、景洪のバスターミナルに16時ごろ到着。所要7時間半、現地時間では8時間半。道は全般的に良好だった。
具体的な様子については以下をお読みください。
1.ルアンナムター
長距離バスターミナルは町の中心から離れているので、景洪
(チンホン、けいこう)行きのバスチケットは町なかの代理店で購入した。店の前から送迎と手数料込みで130,000キップ
(約1,300円)だった。節約したい人は自分で早めにバスターミナルに行くといい。
2.ルアンナムター ⇒ ボーデン
送 迎
当日朝7時、チケットを買った代理店の前に行くがまだ閉まっている。ソンテウ
(ピックアップトラックを使った乗り合いタクシー)がたまに近くまで来るが、どれもこの店とは無関係のようだった。
やがて50代くらいの男が運転するソンテウが近くまで来る。近づいてきて、どこまで行くのか英語で聞く。伝票を見せると「待っとけ」。その後、ぼくの伝票を見ながら携帯でどこかに電話し、「One moment」。事情はわからないが、待っていればよさそうだった。
7時20分ごろ、ブリーフケースを下げた男が出社。店を開け、ソンテウの運転手にいくらかの現金を手渡す。なるほど、店の取り分を差し引いた実費を運転手に渡し、あとは運転手に任せるシステムのようだ。
ソンテウが着いた先は長距離バスターミナルでも、ましてや近距離バスターミナルでもなく、市場前の広場。この辺りは中華系の影響が強いエリアのようで、すでに停まっているバスも中国のもの。ソンテウの運転手はバスの運転手に何かを告げて料金を支払う。他にも客がいるので拉致ではないだろう(笑)。
景洪行き国際バス
バスターミナル
8時すぎに長距離バスターミナルに到着。売店でビスケットを買っておく。新たに客が乗り込んでくる。屋根の上では荷物の積み込み。乗り換えはなく、このバスがそのまま中国に行く。
車外に出たところで車掌からチケットを渡された。正規のチケットのようだ。額面は9万キップ。
長距離バスターミナルを8時40分ごろに発車。おとつい時刻を調べたときは8時発だった。ラオス側のバスが他にもう1本あるのか、それとも発車が40分も遅れたのか。前者の気がするが未確認。
ラオス側の国境
9時20分ごろに三叉路を通過。そこから国境までは30分くらいだったか。
出国手続きは小さい建物の窓口で行う。効率は悪いけど待っていれば列は進む。10時15分ごろに手続き終了。
正規の両替所はない。バスの近くにおばちゃんたちが来て、ひどいレートで中国元に替えてくれる。中国側の国境で替えられる保証はないし、ラオスに戻る予定はないので、手持ちのキップを渋々中国元に替える。
国境の写真は基本的にどこも厳禁のはずだが、中国人がうれしそうに記念写真を撮っているので、ぼくもさっと1枚撮る。
ラオス側の国境。門の向こうが中国。
3.モーハン(磨憨)⇒ モンラー(勐腊)
中国側の国境
短い距離だが再びバスに乗り込んで国境を越えると、ガラス張りの立派なビルが現れる。目を見張るモダンなビル。ラオス側の地味な建物とは好対照だ。
荷物をすべてバスから降ろし、係官の検査を受けてから建物に入る。
片隅に機械がある。どうやら入国カードを入れてパスポートを読み取らせると、ある程度自動で記入してくれる機械のようだ。しかし、係官も使い方を理解していないとみえ、結局、自分で手書きすることに。
入国手続きそのものはすぐに終わった。ここから中国時間となり、1時間進む。
ここにも正規の両替所はない。建物の出口におばさん数人がたむろしていて、両替を持ちかけてくる。当然ながらレートは異常に悪い。
バスは中国時間の11時45分ごろに出発。
昼休憩
モンラー(勐腊)のバスターミナルに12時半ごろ到着。30分ほどの昼休憩。辺境の町にしては大きい。小さい店でスープ麺を食べる。5元。
われわれのバスとバスターミナル
4.モンラー(勐腊) ⇒ 景洪
モンラーを13時すぎに出発。景洪までの道はとても状態が良く、快走する。16時ごろに景洪のバスターミナルに到着。
山深い車窓風景。霧が出ている
5.景洪
宿
日本で目星を付けていた景蘭客桟(
景兰客栈,
Jinglan Inn/Hotel)に宿泊。場所は景蘭大酒店の脇を回り込んだ裏側。部屋はきれい。1泊128元。英語が通じるかどうかは不明。
景蘭客桟の外観。入口は右奥
景蘭客桟の周辺図(Google Mapより)
カフェ
景蘭客桟(
景兰客栈)から徒歩数分の勐龍路に、メイメイカフェ(
美美咖啡)とメコンカフェというこじゃれたカフェがある。気楽に休みたいときに便利。
メイメイカフェ
(2012.12.14 記)