天満宮を抜け、さらに茶店
(ちゃみせ)を通り過ぎます。
3. 意表の天開稲荷社
本殿の裏手の、絵馬がたくさん飾られた場所までは行ったことがあったが、その先まで足を伸ばしたことがなかった。さびれるかと思えば茶店がちらほら。
やがて〈お石茶屋〉と看板を掲げた茶店が現れる。
もしやこれは? 調べるまでもなく、さだまさしさんの「飛梅」の歌詞に出てくる「お石の茶屋」である。
外の木陰にも席が設けてあり、これからの季節はそちらも気持ち良さそうだ。
楽しそうな茶店の前で母子連れがメニューを見ていた
冒頭からつい語ってしまった。先に進もう。
お石茶屋を過ぎると急に山道になる。突き当たりを左に折れると、鳥居がびっしり並んだ階段に変わる。京都の伏見稲荷ほど病的ではないが、それでもこのまま異世界に入っていくようで楽しい。
幟(のぼり)が続く参道
秋の日差しを受けて健康的でさえある
10分ほど登ると最後の階段に出る。狭い階段に鳥居がひしめいている。木々の切れ目が最上部なのだろうが、まるで合わせ鏡のように延々と続くような気もする。あそこが確かに最上部だと信じて最後の階段を上る。
最後の階段
ちょっと短いですが疲れたのでいったん終わりにします。次回は天開(てんかい)稲荷社の拝殿にお参りです。
(2020.10.2 記)