２｜アルバニア語を速習せよ

アルバニア語速習の２回目です。速書きなので誤記があればご容赦を。

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✐ 範　囲
・会話は言葉や理解についてです。
・単語や文法は上記『Beginner's ALBANIAN』の3課全部と4課の単語にほぼ対応します。

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1. 会　話

✐ 言葉と理解

話す　（C10, 現在形はB36）

私は話す (unë)flas
あなたは話す (ju)flisni

言葉を話す・理解するというときは、言語名の副詞形を使います。

英語で anglisht
フランス語で frëngjisht
ドイツ語で gjermanisht
アルバニア語で shqip
ゲグ方言で gegërisht

理解する　（C10）

私はわかる (unë)kuptoj
あなたはわかる (ju)kuptoni

〈例文〉　（C10）

▸ 英語は話しますか: A flisni anglisht ?
▸ 私は英語を話す: (Unë) flas anglisht.
▸ 私はアルバニア語を少し話す: (Unë) flas pak shqip.
pak：少し
▸ 私はアルバニア語をあまり話さない
: Nuk flas shumë shqip.; ネット
nuk … shumë：あまり〜ない

▸ 英語はわかりますか: A kuptoni anglisht ?
▸ 私の言うことがわかりますか: Më kuptoni ?
▸ はい、わかります: Po, (unë) kuptoj.
▸ いいえ、わかりません: Jo, nuk kuptoj.
▸ あまりよくわかりません: Nuk ju kuptoj mirë.
ju：あなたを nuk … mirë：あまりよく〜ない

▸ はい？（聞き返す）: Si thatë, ju lutem ?
thatë：あなたは言った。them（言う）の2人称単純過去形。
ju lutem：英語のpleaseに相当。
▸ もう一度言ってください: Munda ta përsërisni ?
（詳細不明……）
▸ それはアルバニア語で何と言うのですか: Si thuhet ky (kjo) në shqip ?
▸ それはゲグ方言で何と言うのですか: Si thuhet ky (kjo) në gegërisht ?
ky, kjo：これ、それ（ky=男性、kjo=女性）
në shqip：アルバニア語で
në gegërisht：ゲグ方言で

2. 単　語

✐ 日常生活編

食事　B59-60

▸ 朝ご飯: (m) mëngjes　単対・定：-in
▸ 昼ご飯: (f) drekë　単対・定：-n
▸ 晩ご飯: (f) darkë　単対・定：-n
朝〜を食べる: 　ha mëngjes(-in)
昼〜を食べる: 　ha drekë(-n)
晩〜を食べる: 　ha darkë(-n)

※「単対・定」は、定形、つまり後置定冠詞が付いたときの、単数の直接目的語という意味です。上の「名詞の変化」で書いたように、アルバニア語では定冠詞は名詞の接尾辞（語尾）で表します。
※「○ご飯を食べる」の（　）内は後置定冠詞です。Beginner'sのテキストでは後置定冠詞が付いた表現が載っています。

晩ご飯を食べに行く: 　shkoj për darkë

※「ご飯を食べに行く」という場合は不定形を使うようです。

生活　B59-60

▸ 買い物: (m) pazar　単対・定：-in
買い物に行く: 　bëj pazarin
▸ 掃除する: pastroj
▸ 洗う: laj
洗濯する: 　laj rrobat
歯を磨く: 　laj dhëmbët
▸ 休憩する: bëj pushim
▸ 眠る: fle
▸ 眠り: (m) gjumë　定：-i
▸ ベッド: (m) krevat　単対・定：-in

娯楽　B59-60

▸ 読む: lexoj
新聞を: 　(f) gazetë
本を: 　(m) libër
▸ テレビを見る: shikoj televizor

-j動詞の現在語尾 ☞ 表示する非表示
順に1, 2, 3人称単数; 同複数

✐ テキスト単語　B44, B58

動詞と関連語

▸ 信じる、確信する: besoj
〜だと思う: 　besoj se + 従属節
▸ 行く: shkoj
▸ 働く: punoj
▸ 仕事: (f) punë
▸ 戻る: kthehem
家に帰る: 　kthehem në shtëpi
▸ 来る: vij（不規則）
: 　1単 vij, 2複 vini

名　詞

▸ 家、家で: (f, adv) shtëpi
▸ 午後、午後に: (f, adv) pasdite

副詞、前置詞など

▸ 〜だけ: vetëm
▸ しばしば: shpesh
▸ [前] 〜へ: te
▸ [前] 〜で、に: në

疑問詞

▸ いくつ、どれだけ: sa

3. 文　法

✐ 名詞の変化：概要

　アルバニア語の名詞もちょこちょこ変化します。変化の軸は3つ。
　

文法性：男性名詞と女性名詞
　

格：主語や目的語など
　

定・不定

　詳細はまだ勉強していませんが、特徴的なのが「定形」と「不定形」の区別です。不定形は通常の形で、定形は後置定冠詞（定冠詞語尾）が付いた形です。後置定冠詞はルーマニア語やブルガリア語にもあり、定冠詞（英語でいえばthe）が名詞の前に置かれず、名詞の後ろに語尾のように続きます。
　

不定形：通常の形
　

定形　：後置定冠詞（名詞の後ろ）が付いた形

✐ 疑問文　B47

1.　主語と動詞を倒置：V+S … ?
　　（主語を省略するときは当然ながら使えない）
2.　平叙文の文頭に小辞 a を置く。
　（例）A po studioni ju ?
　　あなたは（いま）勉強しているところですか

✐ 形容詞の位置　B48

形容詞など名詞を修飾する語は名詞の後ろに来ます。
名詞 ← 修飾語

✐ 所有代名詞　B48

「私の」「あなたの」など、所有を示す言葉です。「代名詞」という名前ですが、文法的には形容詞に似ています。修飾される語の性・数・格によって形が変わります。ここではまず主格（主語のとき）の形だけ示します。

〔例〕
✓ 私の旅行かばん（主格）　bagazh-i im
✓ 私の住所（主格）　adres-a juaj

発音のヒント

※「私の」と「あなたの」をハイライト表示しました。
※ 3人称複数（彼らの、彼女らの）は男女共通です。
※ 所有代名詞が付く名詞は定形です。言い換えると、後置定冠詞（定冠詞語尾）が付きます。
※ 所有代名詞の位置：形容詞と同様、名詞の後ろに来ます。
名詞（定形） ← 所有代名詞
※ 所有者が複数のとき（下の表）についてはWiktionaryの各ページを参考にしました。

✐ 数詞 21〜30　（B45）

21から29：njëzet e + 1の位
※ 1の位は下記。
1një 2dy 3*tre, tri 4katër 5pesë
6gjashtë 7shtatë 8tetë 9nëntë
*「3」：tre は男性名詞に、tri は女性名詞に付きます。

30：tridhjetë

〈10〜20〉（復習）

10：dhjetë

11から19：1〜9 + mbëdhjetë
11njëmbëdhjetë
12dymbëdhjetë
……
19nëntëmbëdhjetë

20：njëzet

ゲグ方言に関する追加：4.22
メニューの追加：4.06
初版： 2014.3.23